我が社の副社長のヒロがここ最近、前社長のヨシのことをやけに心配をしている。
「あいつ、大丈夫かな」と、会話の端々に出てくるという
先週の金曜日に、ヨシの新しいビジネスパートナーが急にうちの会社に来た時も
「今度さ、あいつ呼び出して励ますか!」と言ってみたり
しかしそれに対して、僕があまり取り合わないので、ヒロも自分からヨシにアプローチをかけることを我慢している感じ
正直僕も気にはなっていますし、一昨日のビジネスパートナーとの会話でも、仕事的に困っているわけでは無さそうだけど、精神的なところで何かあるのかな?と思ったりしました。
でも、今こちらから何かを働きかけるのは違うのかな?と思う僕がいたり・・・
しかし声くらい聞いてみようかと、一昨日の夜、ヨシに電話をしてみました。
すると「たいちの声を聞いたの、めちゃ久しぶりな気がするよ」と、ヨシ
いや、僕も何だか、ヨシの声を聞いたのが数年ぶりくらいに感じました。
そして思わず「なあ、明日ひま?ヒロのカミさんのカフェで3人で会わないか?仕事の話しは抜きという縛り付きでだけど(笑)」と僕が言うと
「えっ?俺と遊んでくれるの?行く行く」と嬉しそうにするヨシ
ヨシとの会話の後、今度はヒロに電話をすると
「おっけー!待ってるよ!」と、ヒロも何だか嬉しそうにしていました。
昨日の午前中に、ヒロの奥さんがやっているカフェに行くと、既にヨシが来ていました。
「おっせ~よ~たいち~」と2人に言われる僕
「何でだよ、約束の時間通りだろ?」と
社長ではなくなったヨシを、数週間ぶりに見たら
うまくは言えませんが、良い意味で軽くなったような・・・
自分で立ち上げた会社で、いろいろ思い悩む日々を過ごしていたところから、今は再び自分のやりたい事に従事できているわけですからね。
「元気だったか?たいち社長!」とハグをしてくるヨシ(笑)
「おいおい、まだお前をクビにしてから1ヵ月も経ってねえぞ(笑)」と僕
「クビって(笑)」と笑うヒロ
「俺ってクビ扱いだったの?」とヨシ
その後は、久々に経営者同士としてではなく、純粋に親友としての会話が繰り広げられました。
まあ、おじさん達特有の、若い頃をなつかしむってやつですが(笑)
ヒロがこんな写真を出してきました。

大学2年の頃の三バカトリオ
立っているのが、何を思ったのか?一時ロン毛だったヨシ、左前がヒロ、右が短髪でダサいシャツを着ている僕
この部屋がどこだったか?3人とも記憶が曖昧(笑)
でも覚えていたのは、この時にヨシが、心霊現象みたいな怖い話しをして「今もお前の後ろに何かいるよ」なんて言うものだから、ヒロが異常に怖がって、それでも話しをやめないヨシにヒロがキレて喧嘩になったこと(笑)
「ヒロ、怖くて泣いちゃったんだよな(笑)」とヨシ
「お前が変な話しするからだろ」とヒロ
そうそう、涙ぐんで僕の腕を掴んでいたことも覚えています(笑)
するとカウンター奥からヒロの奥さんが「この人、今でもそういう類の話しは怖がるのよ」と笑いながら言う
「昔さ、ヒロとお化け屋敷に入った時に、俺のシャツ破けるんじゃないかってくらい掴んできてさ、しかも「お前の声の方が怖いよ」っていうくらい、いちいち騒ぐし(笑)」と僕が言うと
「だって、怖いものは怖いんだよ」と落ち込むヒロ(笑)
アラフィフのおじさん3人が、無邪気に昔の話しをする姿は、ちょっとおかしいかもしれませんが、久々に味わった仕事や役職を抜きにした、ただただ親友と楽しく話しているという感覚
ヒロの奥さんが「やっぱり、3人一緒にいるところを見るとシックリくるわね」と
今回は、約束通りお互いの仕事の話しはしなかったのですが・・・
帰り際に駐車場でヨシが「ちょっとだけ変な事言っていいか?」と
「お前達と離れてまだ数週間なのにさ、なんて言ったら良いんだろうか?
う~ん、ホームシックにかかったような感じになっちゃってさ」と照れ笑いをするヨシ
「おいおい、大丈夫かよ?うまくいっているのか?」と僕
「仕事自体はうまく動き始めてはいるんだけどさ、なんか今更なんだけど、横にお前達がいない環境で仕事するって、こういう感じなんだって、まだ慣れないというか(笑)」
本来、あまりこういうことを言わない男だったと思うのですが・・・
ちょっとびっくり
そこへヒロがやって来て「なあ、時々またこうやって3人で会おうぜ」と
「そうだな、こいつさ、俺とヒロがいないと寂しいんだってさ!(笑)」と僕
「そんなこと言ってねえ~だろ」とヨシ
「あれ?今ホームシックがどうたらこうたらって」と、からかうように僕が言うと
「分かった、もう言うな!」とヨシ
「でも、俺は正直、ヨシがいなくなって寂しいよ」とヒロ
なに?このおじさん達?急に素直になって(笑)
「たいちは寂しくないのか?」とヒロが振って来たので
「そんなこと言ってる場合じゃないわい!」と
寂しくないわけがない
ちょっと前に、今の僕に送りたいと、ある人が教えてくれた曲
パートナーのタカが、一時ケツメイシを良く聴いていたことがあって、この曲もなんとなく車の中で流れていた記憶がありました。
この曲とオーバーラップする部分があって、聴いているとじんと来ます。
置かれている環境が変わっても、僕ら三人の関係性は変わらない
いや、変わってはいけないと、社長ではなくなったヨシを見て改めて悟りました。
そして会社を去ったヨシに対して、変に構えていたところがあったなと
「なあ、今度3人で温泉でも入りにいこうぜ」とヒロの言葉に
「おう!」と答える僕とヨシ
昔の僕らに戻った気がしました。

では、また次のブログで!
